改正貸金行法と総量規制

借り入れに関わる改正貸金行法とは

改正貸金行法の改正で借り入れ部分に当たる大きなところは、グレーゾーン金利を撤廃し、出資法の上限金利が引き下げられます。

元本

1. 10万円未満の場合は年20％、


2. 10万円以上100万円未満の場合は年18％、


3. 100万円以上の場合は年15％

となります。

借り入れに関わる総量規制とは

1. １社で５０万円以上を貸し付ける場合は、年間の収入証明の提出が義務付けられます。


2. 複数社から借入れがある場合は、総額１００万円を超えた時点で、年間の収入証明の提出が義務付けられます。


3. 総額で年収の１／３以上は、貸し付けを行うことを法律で禁止します。

総量規制の対象とならない除外貸付けとは

・不動産購入や担保の貸付け
・銀行からのキャッシング
・自動車購入時の自動車担保貸付け
・高額療養費の貸付け
・有価証券担保貸付け

年収の１／３を超えて例外的に貸付てもよいケース

・顧客におまとめなどにより一方的有利となる借換え
・緊急の医療費の貸付け
・個人事業者に対する貸付け（所得証明書、決算書類の提出と事業所得などを申告します。さらに、法人としての審査も受けます。これまでの個人に対する審査のみではなくなります。）